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旧古代呉須 / Dark Ancient underglaze(100g) 練り状
2,000円(内税)
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唐呉須一号 /Chinese Gosu 1 underglaze (100g) 練り状
2,300円(内税)
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31116マンガン結晶釉 ※銅入り(1.8L)
3,600円(内税)
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海碧 / Kaiheki underglaze(100g) 練り状
2,200円(内税)
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赤No.5 /Red No.5 (100g) 練り状
3,000円(内税)
そこで、今回は有田の歴史民俗資料館の館長さんにお聞きした内容を踏まえながら、
呉須に関する歴史についてご紹介いたします。
呉須の由来
明治時代より以前は呉須は中国・イスラム圏から輸入していました。中国の呉須の産地は、浙江省・江西省・福建省・広東省・広西省(広西チワン族自治区)・雲南省など、主に中国の南部あたりです。
イスラムから輸入した回青(回回青)の代わりに使いはじめたのは明代頃の様です。
天然呉須について
それでは、天然の呉須とは何かというと呉須土/asboliteというものです。
瀬戸に呉須土も少量産出しますが、理化学分析をすると、成分が薄くて使い物にはならないようです。
江戸時代の呉須の輸入方法
江戸時代にはイスラムの回青は入ってきてない様です。中国からは長崎経由で日本に輸入されていた様です。
呉須名の由来
呉須の名称の由来は、はっきりと分かっていません。中国では、国産呉須は「碗花」「頂円子」ほかの名称で呼ばれますので、日本発の名称だと思われます。
一説によると、「呉州」がなまったものではないかとは言われています。
「呉州」とは、江蘇省や浙江省あたり、ちょうど長江を挟んで南北の河口あたりになります。南京や上海、杭州のあるあたりです。
ただし、江戸中期までは「呉須」の名称が使われた例はなく、江戸後期あたりから使われていたようです。
それ以前は、「茶碗薬」という名称が一般的です。
以上、天然呉須に関する歴史でした。
呉須に関してご相談がある場合は、お気軽に深海商店にお問合せください。